こんにちは、まかろんです!
つい先日、DAISOに行った時の事。
髪の毛をとかすブラシが欲しかったのでコーナーをみてると、横から旦那が
つげ櫛がいいんじゃない?オイルあるし、作れるよ!
つげ櫛?オイル?
よく見ると『つげ櫛』ではなく、『桃の木櫛』でした。
ブラシやプラスチックで出来たコームを長年使ってきた私に『櫛』というアイテムが頭になかったようだ。
でも、つげ櫛と桃の木櫛って何が違うの?
つげ櫛について調べてみました。
つげ櫛の歴史~ つげ櫛とは?
『櫛(くし)』は時を遡ること縄文時代。遺跡から出土したこともある古い道具である。
竹などを細かく割って頭部を束ねたりした『竪櫛』とよばれるものでした。
イメージすると縦長の形をした感じです。当時は挿し櫛として使われていたのではないかとの見解も。
つげで出来た櫛は奈良時代頃に用いられてた
『万葉集』の歌につげ櫛が多く詠まれていることや、平城宮跡からつげ製の櫛が発見されたことから奈良時代につげ製の櫛があった事が知られるようになりました。
平安時代中世頃に至り、女性は髪の毛を垂髪であったことから、主に実用櫛、梳櫛(すきぐし)としての用途として使われていたという。
その後、桃山時代~江戸時代初期になると、女性の垂髪は結われるようになります。
時代を経て次第に櫛は装飾品として華やかになり、整髪用具の櫛はさまざまな髪を結うものとして重宝されるようになりました。
『つげ櫛』の『つげ』は油分が多く含み、髪の毛の通りが良くなったり、使用後の感触が良いことから広く愛されていたようです。
天然オイルは髪にも良いよね!
そもそも、つげ櫛と桃の木櫛は別物だということです。
桃の木は珍しい
つげ櫛とは違う事がわかりましたが、桃の木はあまり聞いたことがなかったので、こちらも調べてみました。
すると、こちらのサイト様にたどり着きました。
桃などは木が腐りやすく、製品化できる部分が1本の木から約30%程度、また葡萄などは幹が細く、蔓状でねじれが生じるため、製品化の為には、細かな加工が必要とされます。
工房七丸 様から引用
樹種から取れる木材は少ないのですね。
小物向きといったところでしょうか。
話が長くなりましたが、『木櫛』をオイル漬けしたいと思います!
桃の木櫛をオイル漬けする
用意するもの
- 桃の木櫛
- ヤスリ
- ラップ
- オイル(油性)
- 保存袋
① DAISOで購入した桃の木櫛を用意します。
いきなりオイル漬けではなく、ニスを落とす作業から始めます。
②ヤスリがけをする。
ヤスリを用意します。
ヤスリの番号は数字が低いほど荒く、多いほど細かい。
おススメの削り方を調べてみると、とある記事には『200番紙やすりで全体を磨き、1500番以上のスポンジやすりで表面をなめらかにする方法』
『番手はおおよそ倍の数で仕上げる 例)100→200→400』
そこで、木工職人である旦那に聞いてみた。
木工では1500番は使わないかなぁ
要は荒く削ってオイルをしみ込ませるため、細かい番手は使用しないみたいだ。
どの番手が適しているの?
今回、桃の木櫛に#120、#180、#240を用意しました。
材にもよりますが、こちらの桃の木櫛の形がすでに出来上がっている為、#180~#240仕上げると良いです。
#120は下研磨に使いました。
どんなに丁寧に仕上げたくても、#320までで十分だよ。
なるほど。
全体的にニスを落とせたかな?
本格的に仕上げたい場合は、目詰まりを起こしにくい空研ぎペーパーを選ぶと良いでしょう。
一番はホームセンターで探すと良いかと思います。
#180は1枚売りしていたのでリンクを載せておきますね。
③ラップの上にオイルを漬ける。
用意したラップに櫛を置き、オイルをたっぷり入れます。
私は椿オイルにしました!
肌のほかに、髪のお手入れにも使える椿オイル。
④保存袋に入れて保管する。
桃の木櫛の説明書ですと、漬ける期間は3~10日間です。
漬けること10日。
袋から取り出し、オイルをキッチンペーパーなどでふき取ります。
風通しの良い場所に木櫛を自然乾燥させます。乾燥期間の目安は1日だそうですが、私は3日程置きました。
桃の木櫛の完成
研磨したての色より、オイル漬け完成後の色が違いますね。
木櫛のお手入れ方法
お手入れをする場合にまず、注意点があります。
水やお湯で洗ってしまうと余分なオイルまで落ちてしまい、光沢がなくなり木櫛の反り、割れなどの原因となります。
- 乾いたガーゼやキッチンペーパーなどでオイルをしみ込ませ、ふき取ります。
- 櫛汚れが目立つ時は、乾いたブラシなどで落としてください。
まとめ
初めて木櫛にオイル漬けをしてみましたが、作業工程の間はとても楽しかったです!
他のオイルも試してみたくなりますね!
※ヘアオイルなどにも水が含まれる成分があるので注意しましょう。
この辺で失礼します!最後までお読み頂きありがとうございました!
\ぽちぽちありがとうございます/